お水とウォーターサーバーに関する用語をまとめています。お水のことを調べたり、ウォーターサーバーの検討をされる際に辞書代わりにお役立てください。
用語リスト
あ.い.う.え.お…
あ行
- 足元交換(下入れ・下置き)
- アース線(アース)
- アールオー水(RO水)
- イオン交換水
- ウォーターサーバー
- ウォーターパック(パック容器)
- 違約金(解約金・解除料)
- エコ機能(省エネ機能・節電機能)
- 塩素
- 温水
か行
- 回収(回収ボトル・回収容器・リサイクルボトル・リサイクル容器)
- 買取り(購入プラン)
- 解約(退会・解除)
- 解約金(解除金・違約金)
- カートリッジ(フィルター)
- 加熱処理
- カフェ機能(cafe機能)
- カルキ
- ガロンボトル
- 休止(スキップ)
- 給水方式
- 契約期間(最低利用期間・最低契約期間・最短契約期間)
- 月額定額(月額定額制・定額制)
- 硬水
- 硬度
- 購入プラン(買取り)
さ行
- 再加熱(リヒート・再沸騰)
- 最低利用期間(最低契約期間・最短契約期間・契約期間)
- 再沸騰(再加熱・リヒート)
- サーバー(ウォーターサーバー)
- 下入れ(下置き・足元交換)
- 下置き(下入れ・足元交換)
- しばり
- 弱温水
- 弱冷水
- 純水
- 省エネ機能(エコ機能)
- 常温水
- 浄水
- 浄水器
- 蒸留水
- 浄水サーバー(浄水ウォーターサーバー)
- 初回金(初期費用)
- 初期費用(初回金)
- 水素水
- 水道水
- 水道水補充型(水道水補充タイプ)
- 水道直結型(水道直結タイプ)
- スキップ(休止)
- 精製水
- 節電機能(エコ機能・省エネ機能)
た行
- 退会(解約・解除)
- 卓上型(卓上タイプ)
- 宅配水(宅配型・ボトルドウォーター)
- チャイルドロック
- 地下水(地層水)
- 地下水面
- 地表水
- 注文ノルマ(ノルマ)
- 超純水
- 超軟水
- 定額制(月額定額・月額定額制)
- 定額制ウォーターサーバー(定額制サーバー・浄水サーバー)
- 天然水
- 定期配送(配送周期)
- 電気代
- 特定水源
- 土壌水
- ドレン(ドレンキャップ)
な行
- ナチュラルウォーター
- ナチュラルミネラルウォーター
- 軟水
- 乗り換え(のりかえ)
- ニードル
- 熱殺菌(熱水殺菌)
- ノルマ(注文ノルマ)
- ノンフロン方式
は行
- 廃棄水
- 配送料
- 配送周期(定期配送)
- 配達エリア
- ばっ気
- バッグインボックス(BIB)
- パック容器(パック・パック水・ビニールパックタイプ・ウォーターパック)
- バナジウム
- フィルター(カートリッジ)
- 非加熱処理(非加熱)
- 備蓄水
- ビニールパックタイプ(パック容器・パック・パック水)
- ペットボトル
- ペーハー(pH値)
- ボトル(ボトル容器・容器)
- ボトルタイプ
- ボトルドウォーター
ま行
- マイページ
- 水抜き
- ミネラル
- ミネラルウォーター
- メンテナンスフリー
- メンテナンス料
や行
- 床置き型(スタンド型・自立型)
- 容器(ボトル・ボトル容器)
ら行
- リターナブルボトル(リターナブル容器)
- リヒート(再加熱・再沸騰)
- 冷水
- 冷水機
- レンタル
- レンタル料(レンタル代金)
- ろ過
わ行
a.b.c…
- BIB(バッグインボックス)
- cafe機能
- pH値(ペーハー)
- RO水(アールオー水)
- UV殺菌(UV滅菌)
1.2.3…
メーカーリスト
- アクアクララ 記事
- アクアスタイル
- アクアセレクト
- アクアバンク
- アルピナ(アルピナウォーター) 記事
- ウォータースタンド
- ウォーターワン
- うるのん
- エブリィフレシャス 記事
- おいしい水の宅配便
- オーケンウォーター
- オーシャン
- キララウォーター
- クリクラ 記事
- クリスタルクリアウォーターズ
- コスモウォーター 記事
- サントリー
- 信濃湧水 記事
- ジャパネットウォーター
- デイリーウォーター
- どこよりもウォーター
- ドリームサーバー 記事
- ネイフィールウォーター
- ハミングウォーター 記事
- ハワイアンウォーター
- ふじざくら命水(富士桜命水) 記事
- フレシャス(富士山の銘水株式会社) 記事
- プレミアムウォーター 記事
- フレール
- マーキュロップ
- 楽水(らくみず・rakumizu)
- ロッカ(Locca)
- ロハスイ
- ワンウェイウォーター 記事
用語の説明
足元交換
足元交換(下置き・下入れ)
ウォーターサーバーにはボトルをサーバー本体の上にのせる『上乗せタイプ』と足元に収納する『下置きタイプ』の2つがあります。
足元交換タイプの歴史は浅く、2010年代の前半にコスモウォーターが開発したウォーターサーバーからはじまります。
その後、フレシャスやプレミアムウォーターなどが同様のタイプを発売しています。
足元にボトルを収納する形状のため、お水の交換がラクなことに加え、ボトルが露出していないことでデザイン性にも優れた機種が多く開発されています。
上乗せタイプをラインナップしている主なメーカー:プレミアムウォーター・クリクラ・アクアクララ・アルピナ
アース
アース・アース線
アース線には家電製品が漏電したときに、電気を地面(アース)に逃がして感電を防ぐ役割があります。
家電製品を設置する場所の近くにアース取り出し端子などのアース線を繋げる場所があるようでしたら、積極的に利用すると安心です。
家電製品を設置する場所の近くにアースを繋げる場所が無いようでしたら、無理に使う必要はありません。
なぜなら、
- 漏電しそうになるとブレーカーが作動するから
- コンセント自体に漏電に対する耐性があるから
ただし、キッチンや洗面所などの水気や湿気の多い場所で使う場合にはアースは使った方が安心です。そのような場所には大抵アース取り出し端子が備わっています。
イオン交換水
イオン交換水
イオン交換水は、イオン交換樹脂とよばれる素材で作られたろ過装置に水道水を通して精製するお水です。
水道水の中に溶け込んでいるイオン成分を取り除くことにより、純度の高いお水となります。
違約金
違約金・解約金・解除料
ウォーターサーバーを利用するうえで、多くのメーカーが最低利用期間を設けており、一定の期間 サーバーを利用することが決められています。
期間内に契約を解約した場合に必要となる手数料が違約金になります。
メーカーによって、解約金・解除料などと言われますが同じ目的のものです。
最低利用期間:1年~3年の設定が多数
違約金:10,000円~15,000円が多数
期間も金額もメーカーや契約プラン、機種によって異なります。
ウォーターサーバー
ウォーターサーバー・サーバー
20世紀初頭のアメリカで作られた汚れたお水をろ過する機能が付いた『ウォータークーラー』が起源と言われています。
日本国内では2000年前後からオフィスや店舗を中心に急速に広まり、2011年の東北震災を機に一気に家庭にも普及しています。
現在のウォーターサーバーの大多数は、冷水機能・温水機能・チャイルドロックの機能が付いており、形状としては床置き型・卓上型の2つにわかれます。
塩素
塩素
消毒を目的に水道水に含まれている成分です。
水道法により、水道水中の残留塩素を0.1mg/L以上と決められており、各水道局では独自の基準で0.3-0.6mg/L前後に設定しているケースが多数と言われます。
ボトルドウォーターで使われている天然水やRO水には塩素は含まれていません。
水道水を原水とする浄水サーバーでは、サーバー内部にセットされた強力な浄水フィルターによって塩素をろ過しています。
買取り
買取り・購入プラン
ウォーターサーバーの多くはレンタル契約ですが、一部のメーカー・機種では買い取りが可能なものがあります。
買取りの場合は、一括払いまたは回数固定の分割払いが一般的です。
買取りが可能な主要メーカー: フレシャス ・エブリィフレシャス・楽水ウォーターサーバー
解約
解約・退会・解除
ウォーターサーバーの多くはサーバー本体をレンタルで契約します。
契約を終了させることを解約・退会、契約の解除と表現します。
メーカーにより違いはありますが、
最低利用期間は1年〜3年、期間内での解約の場合11,000円〜16,500円の解約金
この範囲で設定しているメーカーが大半です。
加熱処理
加熱処理・加熱殺菌処理
ミネラルウォーターの殺菌処理方法のひとつです。
殺菌処理には加熱処理と非加熱処理の2つがあり、ウォーターサーバーメーカーの多くが加熱処理を行っています。
加熱処理は、
85℃で30分以上加熱またはそれと同等以上の熱を加えることで殺菌する方法です。
非加熱処理と比べてコストが安く、殺菌効果が高いことが特徴です。
殺菌技術が高度化している現在では、121℃で6秒の高温瞬間殺菌をおこなうことで以前と比べてお水の成分の減少を抑えています。
ミネラルウォーターに熱を加えることで、ミネラル成分が失われたり味わいが変わるなどの見解もありますが、科学的な根拠はないのが現状です。
カフェ機能
Cafe機能・カフェ機能・コーヒーサーバー機能
ウォーターサーバーにカフェ機能が付いた機種は現在2機種です。
- フレシャス スラットCafe
- アクアクララ ウィズ
カルキ
カルキ・次亜塩素酸カルシウム
カルキは正式名称を次亜塩素酸カルシウム(塩化石灰)といい、漂白・消毒の効果がある成分です。プールの消毒などに使われています。
現在の水道水ではカルキ(次亜塩素酸カルシウム)は使われておらず、塩素(次亜塩素酸ナトリウム)が使われています。
水道のカルキ臭は正確には塩素臭となります。
その塩素臭を取り除くためにはいくつかの方法があります。
- 汲み置き:日光にあてた状態で半日、日陰で2-3日置いておくことでカルキ成分が抜ける
- 沸騰:沸騰してから40分程度で抜けるが、ミネラル成分も壊れてしまう
- ビタミンC:レモンの輪切りなどを入れることでカルキ成分が抜ける
- 浄水器:製品により除去能力が異なる
- 浄水サーバー:全ての機種でカルキ成分を取り除くことができる
もっとも手軽に素早く塩素臭を抜くことができる方法は浄水サーバーを使うことです。
ガロンボトル
ガロン・ガロンボトル
ガロンは容積の単位で、アメリカでは1ガロン≒3.785Lで計算され、その名残で12L入りボトルを3ガロンボトルとよぶことがあります。ウォーターサーバーで使われているリターナブルボトルと同じ意味で使われることが大半ですが、厳密には容量の違いがあります。
ウォーターサーバーの多くはガロンボトル(リターナブルボトル)でしたが、現在では31%まで縮小されています。
ガロンボトルに変わってワンウェイボトルが58%と数量で逆転しています。
※主要メーカー106機種を調査
休止
休止・スキップ
ウォーターサーバー各社では定期的にお水を配送するしくみをとっており、多くのメーカーでは1ヶ月に1箱以上のお水を注文することが規定されています。
注文したお水が使いきれずに余ってしまった場合、翌月の配送を止めることができます。お水の配送を一時的に止めることを休止またはスキップといいます。
休止のルールはメーカーや機種によって異なりますので、ウォーターサーバーを検討する際にはよく確認することをおすすめします。
給水方式
給水方式・給水方法・給水タイプ
ウォーターサーバーの給水方式は3つあります。
- ボトルタイプ:ボトル容器からお水を給水
- 水道直結タイプ:水道管をつないで直接サーバー本体に給水
- 水道水補充タイプ:手作業で水道水をサーバー本体に給水
主要メーカーの106機種を調べたところ、ボトルタイプが83%・水道直結タイプが12%・水道水補充タイプが5%の比率で大半がボトルタイプでした。
契約期間
最低利用期間(最低契約期間・最短契約期間・契約期間)
ウォーターサーバーを利用する際、多くはサーバー本体をレンタル契約することになります。スマホの契約と同じように一定の期間 利用しなければなりません。
既定で決まった期間のことを契約期間といいます。
メーカーによって最低利用期間・最低契約期間・最短契約期間などと表現されますが、同じことを指しています。
月額定額
月額定額・定額制・月額定額制
浄水サーバーとよばれる『水道直結タイプ』『水道水補充タイプ』のウォーターサーバーはすべて月額定額制です。
機種やプランによって決められた利用料のみでいくらでもお水を使うことができます。
利用料金は税込で3,000円~4,500円が最も多い価格帯です。
主要な浄水サーバーメーカー:エブリィフレシャス・ウォータースタンド・ハミングウォーター・楽水ウォーターサーバー
硬度・軟水・硬水
硬度・軟水・硬水
- 硬度(こうど)・・・カルシウムとマグネシウムの量によるお水の分類
- 硬水(こうすい)・・・硬度120以上のお水
- 軟水(なんすい)・・・硬度120以下のお水
採水地ごとのお水に含まれるミネラル成分によって、味や特徴が違ってきます。ミネラル成分のなかでカルシウムとマグネシウムの含有量から計算されるのが硬度です。
日本国内の天然水は硬度100以下の軟水が多く、日本人に馴染みやすいまろやかな舌ざわりのお水です。
輸入ミネラルウォーターの中には硬度300を超える非常な硬水もあり、特に欧州の水源地で採水した天然水に多い傾向です。ミネラルの含有量が多く、飲み辛さを感じるひとも多くいます。
再加熱
再加熱・再沸騰・リヒート
ウォーターサーバーの温水温度の平均は80℃~86℃前後です。
一部のウォーターサーバーには温水をさらに過熱させる機能が搭載されています。
代表的な機種をご紹介します。
フレシャス スラット/Cafe |
プレミアムウォーター cado×PREMIUMWATER |
クリクラ Fit再加熱タイプ |
|
イメージ | |||
再加熱 | 90℃ | 90℃ | 93℃ |
詳細ページ | フレシャス | プレミアムウォーター | クリクラ |
純水
純水・超純水
純水とは、原水(主に水道水)をRO幕(逆浸透膜)フィルターに通すことで、99.99%以上の不純物を取り除いて精製したお水です。
この時点ではほぼ不純物は含まれていませんが、ごく一部の有機物がわずかに残る場合があります。
RO処理した後にさらにUV照射やイオン交換処理を行うことで有機物を完全に取り除くことができます。この工程を経たお水を超純水とよんでいます。
浄水
浄水
浄水とは、一般的には飲用に適した処理を施したお水のことをいいます。
当サイトでは、ウォーターサーバーで利用できる3種類のお水の中のひとつとして、天然水・RO水と呼び分けるために『浄水』の表現をすることがあります。
浄水器
浄水器
浄水器とは、水道水に含まれる塩素や一部の有機物を除去するための装置のことです。
多くは水道の蛇口に固定して利用します。
浄水フィルターで使われている活性炭は、水道水に含まれている塩素や一部の不純物を吸着してお水を清浄化するものですが、浄水器を長期間使用することでその細かい孔の中で微生物が増殖してしまいます。家庭用の浄水器は使用方法・使用期間を守って使わないとかえって不衛生なお水を利用することになるため注意が必要です。
ウォーターサーバーで利用されている浄水サーバーは、定期的(多くが3ヶ月から6ヶ月)に交換フィルターが送られてくるため、衛生面の問題はありません。
主要な浄水サーバーメーカー:エブリィフレシャス・ウォータースタンド・ハミングウォーター・楽水ウォーターサーバー
蒸留水
蒸留水
蒸留水は減衰となる水道水を沸騰させることで発生した水蒸気を冷やして精製したお水です。
蒸留することで、水道水に含まれる不純物が取り除かれ、純度の高いお水になります。
さらに、微生物のエサにもなる有機物も取り除かれるため傷みにくいと言われています。
浄水サーバー
浄水サーバー・浄水ウォーターサーバー・浄水型サーバー
浄水サーバーは、水道水を原水としてサーバー本体の浄水フィルターでろ過したお水を使うタイプのウォーターサーバーです。
サイトによっては定額制ウォーターサーバー・定額制サーバーと表現する場合もあります。
浄水サーバーは水道水の供給方法で2種類に分かれます。
- 水道直結タイプ
- 水道水補充タイプ
水道直結タイプは水道管から直接サーバー本体へパイプを直結し、自動的に給水します。設置に工事が必要となり、設置後の移動はできませんが、給水の手間がかかりません。
水道水補充タイプは手作業で水道水をサーバー本体へ補充するものです。
浄水サーバーは全て月額定額制のため、お水をいくら使っても支払う料金は変わりません。
主な浄水サーバーメーカー: エブリィフレシャス・ウォータースタンド・ハミングウォーター・楽水ウォーターサーバー
初回金
初回金・初期費用
一部のウォーターサーバーメーカーでは、初回金として1,000円~3,000円の支払いを設定している場合があります。
契約時の事務手数料だったり、本体発送費用だったりと、メーカーによって用途は様々です。
プレミアムウォーターのように、見つけにくい場所に記載しているケースもあるので注意が必要です。
この数年では初回金を不要とするメーカーが増えている印象です。
水素水
水素水
水素水とは、水素分子や水素イオンを含んだお水のことですが、公的な定義はないためメーカーによって様々な濃度の水素水が販売されています。
効果や効能について実証されているものはないと言われています。
水道水
水道水
水道水は主にダム湖や河川水などの地表水を原水とし、浄水場で殺菌消毒をおこない各家庭に運ばれるお水のことを言います。
水道水には微量のミネラル成分や消毒のための塩素が含まれており、それらの含有量によって味の違いが現れます。
国内でも地域によって水道水の味やニオイが違うのはそのためです。
水は含まれているミネラル成分であるマグネシウムとカルシウムの含有量によって、硬水と軟水とに区別され、成分の含有量が多いと硬水、少ないと軟水となり国内の水道水はミネラル含有量の少ない軟水が主流です。
軟水は、口ざわりがよくまろやかで飲みやすいのが特徴です。
また、お水はpH値の違いによって酸性・中性・アルカリ性に分けられますが、日本の水道水は水質基準により、pHが5.8-8.6の中性になるよう定められています。
水道直結型
水道直結型・水道直結タイプ・直結タイプ
ウォーターサーバーの3つある給水方式のひとつです。
水道管とウォーターサーバーを給水パイプで直結させ、自動で給水するものです。
お水交換やお水の補充などの手間が一切ありませんが、直結させるための工事が必要となり設置後のサーバーの移動もできません。
水道直結型も水道水補充型と同様に月額定額料金のため、どれだけお水を使っても1ヵ月の支払いは変わりません。
主なメーカー: ウォータースタンド・楽水ウォーターサーバー
卓上型
卓上型・卓上タイプ
ウォーターサーバーの形状は大きく2つに分かれます。
- 床置き型
- 卓上型
機種によっては、床置き型と卓上型の両方をラインナップしているメーカーもあります。
機能としての大きな違いはありません。
ボトルタイプのウォーターサーバーより、ボトルを使わない浄水サーバー(水道直結型や水道水補充型)で卓上のラインナップが多い傾向があります。
宅配水
宅配水・宅配型・ボトルドウォーター
宅配水とは、ボトル容器に入ったお水のことを言います。
ウォーターサーバーは宅配水を利用した宅配型と浄水型の2つに分かれます。
宅配型 | 浄水型 | |
お水 | 宅配水を利用 | 水道水を利用 |
お水の種類 | 天然水やRO水 | 浄水 |
費用 | ボトル単位で購入 | 月額定額制 |
ラインナップ | 多い | 少ない |
地下水
地下水・地層水・地中水・土壌水・地表水
地下水とは、地表から下にある水の総称です。
正確には、地表にある地表水(河川・小沼など)と地下の浅い部分にある土壌水、そして地下深い部分を流れる地下水(地層水)の3つに分けられます。
地下水のとらえ方はいくつかあり、地層水・地中水などともよばれる事がありますが、同じ意味です。
注文ノルマ
注文ノルマ・ノルマ
注文ノルマ(ノルマ)とは、一定の期間に決められた注文数量のことです。
多くのメーカーでは1ヵ月にボトル2本が注文ノルマとして規定されておりメーカーや機種、お水の種類によってノルマの有無や数量は違ってきます。
チャイルドロック
チャイルドロック
チャイルドロックとは、子どものイタズラによる事故を防止するしくみのことです。
ウォーターサーバーでは、90℃を超える温水が手軽に使えることから、小さな子どものヤケドなどの事故を防ぐために様々な工夫がされています。
温水の出水ボタンを押す前にロックを解除するタイプが主流ですが、構造的に子どもの手が届きにくい形状の機種も開発されています。
また、温水だけではなく冷水も含めて操作全体にロックをかけられる機種もあり、ウォーターサーバーの安全性も年々向上しています。
定期配送
定期配送・配送周期
ボトルを利用するウォーターサーバーでは、ボトルに入ったお水を注文して宅配してもらいます。その宅配する周期が決められているものを定期配送と言います。
多くのメーカーでは、1週間~1ヵ月の単位で定期的に発送するしくみをとっています。
配送周期は電話やWeb、アプリなどで変更することができます。
定額制
定額制・月額定額制・月額定額
定額制とは、1ヵ月の利用料金が定額払いのことをいいます。
ウォーターサーバーでは浄水サーバーが定額制の契約となっており、月額3,000円~5,000円前後の設定が大半です。
定額制のサーバーではお水をたっぷりと利用しても支払う料金は変わらないので、お水の使用量が多いご家庭におすすめです。
ただし、浄水サーバーのみの料金設定なので、使えるお水は水道水をフィルターでろ過した浄水のみ。
天然水やRO水は利用することはできません。
一部の機種ではROフィルターを利用することでRO水を精製するものがありますが、水質と廃棄水の面で若干課題があります。
バッグインボックス
バッグインボックス・BIB
バッグインボックスは、ウォーターサーバー本体が無くてもボトルに入ったお水を利用できる容器のことをいいます。
用途としては、
・災害に備えた備蓄
・アウトドアでの利用
・常温水用としての利用
など多くのシーンで活用できることから、扱うメーカーも増えてきている容器です。
フレシャス
プレミアムウォーター
ふじざくら命水
ボトル容器
ボトル容器・ボトル・リターナブルボトル・ワンウェイボトル・パック・容器
ウォーターサーバーで大半を占めるボトルタイプでは、天然水やRO水は専用の容器に入って宅配されます。
このお水が入った専用容器をボトル容器等と呼び、種類は大きく3つに分類されています。
容器の種類 | イメージ | 処分方法 | 主な容量 | 主なメーカー |
リターナブルボトル | 回収・リサイクルし再利用 | おもに12L 6L・11.4L・19L等 |
・クリクラ ・アクアクララ ・アルピナウォーター |
|
ワンウェイボトル | 廃棄・使い捨て | おもに12L | ・プレミアムウォーター ・コスモウォーター ・フレシャスの一部機種 |
|
パック | 廃棄・使い捨て | 10L以下 4L~9Lが多い |
・フレシャス ・ふじざくら命水 |
現行のボトルサーバー88機種を調べたところ、次のような構成比になっていました。
- リターナブルボトル:33機(37%)
- ワンウェイボトル:45機種(52%)
- パック:10機種(11%)
ウォーターサーバーの大半はリターナブルボトルでしたが、2020年以降はワンウェイボトルが主流となっています。
ミネラルウォーター
ミネラルウォーター・天然水
ミネラルウォーターは、ミネラルウォーター類に含まれる飲料のひとつです。
ミネラルウォーター類は食品衛生法で『水のみを原料とする清涼飲料水をいう』と定義されており、以下のように分類されています。
分類 | 品名 | 原水 | 処理方法 |
ナチュラルウォーター | ナチュラルウォーター | 特定水源より採水された地下水 | 沈殿・ろ過・加熱殺菌 以外の物理的・科学的処理を おこなわないもの |
ナチュラルミネラルウォーター |
特定水源より採水された地下水のうち 地下で滞留または移動中に 地層中の無機塩類が溶解したもの |
||
ミネラルウォーター | ミネラルウォーター | ナチュラルミネラルウォーターの 原水と同じ |
沈殿・ろ過・加熱殺菌 以外に下記の処理を行ったもの ・原水の混合 ・ミネラル分の調整 ・ばっ気など |
ボトルドウォーター | ボトルドウォーター または 飲用水 |
ナチュラルミネラルウォーター の原水と同じ |
沈殿・ろ過・加熱殺菌 以外に 原水の本来成分を大きく変化させる 処理をおこなったもの ただし 食品衛生法に基づく殺菌が必要 |
その他、 原水が地下水以外のもの ・水道水 ・蒸留水 ・純水 など |
ミネラルウォーター類の80%がナチュラルミネラルウォーターです。
天然水とよばれるお水はナチュラルミネラルウォーターを言います。
ミネラルウォーターはミネラルが入っているお水の総称なので、RO水にミネラル成分を添加したお水もミネラルウォーターと呼ぶことがあります。
500ml換算
500ml換算
ウォーターサーバーメーカーや紹介するWebサイトでは、お水の利用料金を比較しやすいように500ml換算で表示しています。
1L換算では、市販のペットボトルと比較しづらく、2L換算では単位が大きすぎるため500mlが広く扱われています。
アルピナウォーター
alpina-water
アルピナウォーターは一部上場企業である(株)トーエルが運営する宅配水ブランドです。
トーエルが運営するブランドは、アルピナウォーターの他にアルプスの天然水を利用した『信濃湧水』、ハワイのお水を利用した『ハワイアンウォーター』があります。
メリット(アドバンテージ)
- トップブランドで唯一『純水』のRO水を提供している
- 利用料金が安い(業界最安クラス)
- ボトルサイズが豊富
- リターナブルボトルとワンウェイボトルが選択できる
- 他ブランドへの変更が可能(信濃湧水・ハワイアンウォーター)
デメリット(注意点)
- 天然水を原水としているが、ROろ過したお水のため天然水としての水質は期待できない
- お水の注文は1回あたりボトル3本〜
- 利用できる地域が限定されている
エブリィフレシャス
everyfrecious
エブリィフレシャスは、水道水補充型の浄水サーバーを扱うフレシャスの別ブランドです。
メリット(アドバンテージ)
- 安い!月額定額制3,300円で使い放題
- 便利!水道水を利用するのでボトル交換不要
- 小さい!コンパクトな卓上タイプ(浄水サーバー初)
- 安心!4in1の高性能浄水フィルター
- 安全!冷水にもチャイルドロックが可能
- 省エネ!3つの省電力機能
- 清潔!3つのクリーン機能
- 静か!静音設計
デメリット(注意点)
- お水は浄水のみ(天然水・RO水は使えない)
- 手作業で水道水を補充
- 最低利用期間が3年と少々長めの設定
信濃湧水
信濃湧水
信濃湧水は、一部上場企業である(株)トーエルが運営する天然水を扱う宅配水ブランドです。
トーえるは信濃湧水の他に、ピュアウォーターを利用した『アルピナウォーター』、ハワイのお水を利用した『ハワイアンウォーター』を展開しています。
メリット(アドバンテージ)
- 天然水が飲めるサーバーの中では最安クラス
- 硬度16mg/Lと天然水の中でも数値の低い軟水
- 床置き型の他に卓上型も選択可能
- 同じグループブランドのアルピナやハワイウォーターにプラン変更が可能
デメリット(注意点)
- 関東エリアの場合、ボトル4本が最低注文単位
- 地域によってはお水の総量が必要
- ボトルサイズは11.4Lの1種類のみ
ハミングウォーター
HummingWater
ハミングウォーターはコスモウォーターの子会社で、水道水補充型とよばれる浄水型ウォーターサーバー専門のメーカーです。
メリット(アドバンテージ)
- 利用料金が安い(月額定額制3,300円)
- いくらお水を使っても利用料金は変わらない
- ボトルを使わないのでボトル管理が不要
- デザインがシンプルなのでインテリアの邪魔をせずどこにでも置ける
- 注水口の位置が高いので立ったままのラクな姿勢で注水ができる
デメリット(注意点)
- 水道水補充型なので手作業で水道水を補充する必要がある
- 浄水サーバーなので、天然水やRO水は使えず強力フィルターでろ過した浄水を利用
- 毎朝コップ2杯捨て水・3日ごとに給水タンク水洗いが必要
ハワイアンウォーター
hawaiian-water
ハワイアンウォーターは、一部上場企業である(株)トーエルが運営する宅配水ブランドです。
トーエルが運営するブランドはハワイアンウォーターの他に、天然水を利用する『信濃湧水』、純水を利用する『アルピナウォーター』があります。
メリット(アドバンテージ)
- ハワイのお水が飲める
- 11.4Lと7.6L 2種類のワンウェイボトルをラインナップ
- トーエルグループ内の他ブランドにプラン変更が可能(アルピナ・信濃湧水)
デメリット(注意点)
- 原水はハワイのお水ですが、ROろ過しているため成分にはミネラル成分はほぼ含まれていない純水
- 利用料金は106機種の平均4900円より高く5600円(1ヶ月24L使った場合)
ワンウェイウォーター
oneway water
ワンウェイウォーターはコスモウォーターの関連会社であり、天然水とRO水のどちらも自由に選択できるメーカーです。
メリット(アドバンテージ)
- RO水は業界最安クラスの料金設定
- 3種類の天然水と1種類のRO水を自由に選択できる
- コスモウォーターと同じ最新機種が使える
- ボトル下置きタイプなのでボトル交換がラク
- 低価格で高機能、コスパの高さは業界トップ
デメリット(注意点)
- RRO水の配送周期は最大20日ごとと比較的短い(1ヵ月周期に変更できる裏ワザあり)
- RO水の場合は休止ができないのでお水の利用が少ない場合には注意が必要
- 天然水の料金は平均的
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