
見かけによらず業界ナンバーワンを詰め込んだアルピナ エコサーバー。
ユーザー目線で素直な感想を交えてレビューするね。

主要ブランドで『唯一』の特徴をいくつも詰め込んだアルピナ エコサーバー。
従来型でシンプル過ぎる見た目からは想像できない魅力満載のウォーターサーバーです。
具体的に何が魅力なのかというと
- 人工的なミネラル分を一切含まない『純水』を採用
- 全自動クリーン機能を搭載しさらに定期的に本体無償交換
- 3重のロック機能を備えたチャイルドロック
- 最安クラスの料金設定
こちらの記事でもアルピナの詳細をご紹介しています。
【アルピナエコサーバー】マニアが使い倒してわかったメリット・デメリット
今回は、アルピナ エコサーバーの設置~実際の使い勝手までをウォーターサーバーマニア目線でご紹介していきます。
良いところはもちろんですが、弱点や気になるところも正直にご紹介します。
ウォーターサーバー選びで後悔しないために、最後まで目を通していただければ幸いです。
アルピナウォーター
アルピナウォーターについて
アルピナウォーターは東証一部上場企業である㈱トーエルが運営する宅配水メーカーです。
トーエルは、アルピナウォーターの他に天然水が飲める『信濃名水』・ハワイのお水が飲める『ハワイアンウォーター』と、合計で3つのブランドを展開しているメーカーです。

アルピナウォーター
RO水(添加物の無い純水を採用)

信濃湧水
天然水(北アルプスの湧水を使用)

ハワイアンウォーター
RO水(ハワイのお水を使用)
5つの特徴
- 希少!トップブランドで唯一『純水』を提供
- 安い!業界最安クラスの料金設定
- 安心!自動クリーン&省エネ機能
- 信頼!定期的な本体無償メンテ
- 気楽!注文ノルマ無し
届いたので設置してみます
ここがマル!
ココがイマイチ!
届きました
注文していたアルピナウォーターのエコサーバーが届きました。
アルピナウォーターの運営会社である㈱トーエル。その専門スタッフの方が玄関先まで届けてくださいます。

玄関先で簡単に使い方と注意点のレクチャーを受けて家の中へ。
場所が決まるまでとりあえずのスペースへ置くことにします。
一緒に届いたもの
当方、アルピナウォーターの自社配送エリアなので最小限の荷姿で玄関まで持ってきていただけます。
大きな段ボールや緩衝材など、邪魔な梱包材が無いことはとてもありがたいです。
何かの時のためにと、とっておくのも場所が必要だし処分するのも手間だし・・。

一緒に届いたものは
- 本体
- 敷きパッド
- お水の入ったボトル
- 取扱い説明書
これだけです。ごみも最小限でとてもシンプルです。

敷きパッドは半透明の下敷きのような素材です。本体の下に敷くことで床の傷付きを防止します。

本体に被さっているビニールを取ると、最小限の保護シートと固定シールが付いていますので剥がしていきます。
まだ電源は差し込んではいけません。電源を入れるのはお水の入ったボトルをセットしてからです。
ボトルをセット
本体の置き場所が決まったらお水の入ったボトル容器をセットします。

アルピナウォーターのボトル容器はリターナブルボトルと呼ばれる回収・リサイクル専用のボトルです。
容量は12L、重さは12kg。ウォーターサーバーで使われているボトルの標準的な容量・サイズです。
ワンポイント
キャップに付いている保護フィルムを剥がします。

保護フィルムはボトルをセットする直前に剥がすようにしてください。
剥がした状態での放置は雑菌繁殖の原因となるので避けてください。
ボトル容器を持ち上げ、本体上部に載せるようにセットします。

ボトルをセットしました。

ボトルをセットすると、約1.7L分のお水が本体に内蔵されているタンクへ注入されます。
注入時にはボトル内にボコッボコっと空気が入ります。
アルピナウォーターのウォーターサーバーには雑菌の混入を防ぐためのフィルターが内蔵されているので衛生面の心配はいりません。

ボコッボコが止まるまで約1~2分くらい待ちます。
コンセントプラグを挿しこむ
ボトルをセットしてから3~5分後に電源プラグをコンセントに差し込みます。
まだ背面にある温水スイッチはOFFの状態にしたままです。

スライドロックを解除する
本体前面にある設定パネルのフタを開きます。

レバーを左にスライドしてチャイルドロックを解除します。

スライドつまみの下にあるボタンを押しながら左へスライドします。

この部分が3重ロックの要(かなめ)なんだよ。
子どもには解除しにくくて、大人にはそれほど手間にならない
優れたロック解除の工夫なんだ。

捨て水
使い始める前に冷水と温水のお水をコップ2杯~3杯程度捨て水します。
冷水は『COLD』ボタンを押すことで注水することができます。
COLDボタンを押してからお水が出るまでに時間がかかる場合がありますが、そのままボタンを押し続けてください。

温水は❶『LOCK』ボタンでチャイルドロックを解除してから❷『HOT』ボタンで注水します。
HOTボタンを押してからお水が出るまでに時間がかかる場合がありますが、そのままボタンを押し続けてください。

温水スイッチを入れる
本体の背面にある温水スイッチをONにします。

温水スイッチを入れてから約40分で温水と冷水が適温になります。
色々な場所を測ってみました
ここがマル!
ココがイマイチ!
アルピナ エコサーバーの色々な場所を徹底的に測ってみました。
ライバル機種でもあるクリクラ Fitと並べて比較してみます。
高さと横巾
高さ
床からボトルの上面までの高さを測りました。
アルピナ エコサーバーは125cm。クリクラより4cm低くなっています。
引くという事はそれだけボトルの交換がしやすいということです。
主要114機種のデータ
主要35メーカー・114機種から床置きタイプの64機種を抜き出し平均値を調べました。
- 64機種の平均:125cm
- アルピナ エコサーバー:125cm
平均値と同じ高さでした。
よこ巾
アルピナ エコサーバーのカタログ値は31cm(❶)とあり、クリクラ Fitより6cm巾が広くなりますが、実際にはクリクラ Fitとそれほど違いがないように感じます。
31cmは足元の土台の部分を測ったサイズであり、本体の巾は29cm。(❷)
そしてデザイン的に中央部が湾曲している部分(❸)があることで実際よりスリムに感じます。
よく考えられたデザインだと言えます。
主要114機種のデータ
主要35メーカー・114機種から床置きタイプの64機種を抜き出し平均値を調べました。
- 64機種の平均:29.9cmcm
- アルピナ エコサーバー:最大31cm(❶)、実質29cm(❷)
アルピナ エコサーバーのベース部分で比べると平均より1㎝ほど大きくなりますが、実質の本体サイズでみると平均より1㎝近くスリムです。
操作部分のサイズ

操作パネル/操作レバー
お水を出すときに必ず触れるのが操作部分です。
アルピナ エコサーバーはパネルの中にあるボタンで操作します。
クリクラ Fitは従来式のレバーで操作します。
操作部分までの高さが低いと腰をかがめて操作することになるので負担に感じる場合もありますが、アルピナウォーターではその心配はいりません。
アルピナ エコサーバーの操作パネルまでのサイズは98cmとなりクリクラ Fitより20cmも高い位置にあります。
とても操作がしやすい高さです。
トレイ
トレイはお水を入れるときにコップや容器を置く場所です。
操作部分と同じくトレイの高さも高い方が体への負担は軽減されます。
アルピナ エコサーバーのトレイの高さは52cm。クリクラ Fitとほぼ同じ高さでした。
最近増えているデザインサーバーと比べると少々低い印象があります。
ボトル上乗せタイプではトレイの高さは低くなりがちです。
この部分を高くするとボトルを載せる位置も高くなってしまい、お水の交換がさらにしづらくなるためです。
以前のボトル上乗せタイプではトレイの高さは50cmより低い機種も少なくありませんでした。
そのことを考えるとだいぶ改善はされていると言えます。
注水部分

注水部分はコップやカップ麺・容器や調理器具を使う際に重要な部分です。
高さが高いと水はねの原因になりますが、高さが低いと容器が入らない場合もあります。
私の経験的には20cm前後の高さがあると使いやすく感じます。
アルピナ エコサーバーは16cmとなり、クリクラ Fitより2㎝低くなっています。
500mlペットボトルの高さは21cmあるので利用することができません。
ちなみにですが、クリクラはトレイを外すことで500mlペットボトルを利用することができます。
持ち手

ウォーターサーバーは大きくて重いイメージがありますが、意外と本体を動かす機会はあります。例えば掃除やお部屋の配置替えなど。
その時に使い勝手を左右する部分が『持ち手』です。
機種によって床から40cm~100cmなどまちまちです。
身長160cmの方がサーバーを移動するときには80~90cmが丁度いい高さだと感じています。
アルピナ エコサーバーは90cm。クリクラ Fitもほぼ同じく88cmなので、持ちづらさはありません。
設定をします
ここがマル!
ココがイマイチ!
アルピナ エコサーバーには、お水を利用する際に使う操作パネルと様々な設定を行う設定パネルが備わっています。
詳しくはこちらでご紹介しています。

操作パネル

設定パネル
クリーン機能
アルピナ エコサーバーには全自動で本体内部を熱殺菌するクリーン機能が備わっています。
作動するサイクルは7パターンあります。
- AC01:1日に1度(24時間毎に作動)
- AC02:2日に1度(48時間毎に作動)
- AC03:3日に1度(72時間毎に作動)
- AC04:4日に1度(96時間毎に作動)
- AC05:5日に1度(120時間毎に作動)
- AC06:6日に1度(144時間毎に作動)
- AC07:7日に1度(168時間毎に作動)
- AC0F:クリーン機能OFF
光条出荷時はAC07(1週間ごと)に設定されています。
設定方法はこちらをご覧ください。
エコ機能
アルピナ エコサーバーのエコ機能とは、温水の温度を70℃前後に下げた状態で保温する機能のことです。
エコ機能を活用することで、従来機種と比べて最大で42%の電気代削減につながります。
参考
従来機種の電気代目安1,000円/月 → エコサーバーの電気代約600円/月
エコ機能のもうひとつの大きな役割は、赤ちゃんのミルク作りに活かせる点です。
忙しい時や夜間の授乳時に活用することであっと言う間に適温のミルクが出来上がります。片手で操作できる機能と合わせて赤ちゃんのいるご家庭に最適の一台でもあります。
チャイルドロック
アルピナ エコサーバーには2つのチャイルドロックが搭載されています。
![]() |
スライドロック レバーを左にスライドするとロック解除 レバーを右にスライドするとロックがかかります。 スライドロック自体にも『ロックボタン』が付いているので、お子さんが操作できないような構造になっています。 |
![]() |
ボタンロック 長押しすることで温水のロックとロック解除ができます。 |
注水量と温度
ここがマル!
ココがイマイチ!

注水量
冷水は1,441cc/1分間
温水は1,033cc/1分間
アルピナ エコサーバーの注水量を測りました。
200ccの注水時間を測り1分あたりの注水量を計算したもので、冷水と温水を各々3回づつ測った平均値になります。
参考としてクリクラ Fitの注水量を記載します。
クリクラ Fit(冷水)1,980cc/1分間
クリクラ Fit(温水)1,652 cc/1分間
注水の際にソフトタッチのボタンを押すと緩やかにお水が出てきます。
そして注水部分の高さを抑えることで大抵の容器にお水を入れてもほとんど水の飛び散りがありません。
標準的で伝統的なウォーターサーバーの場合、レバーを丁寧に扱わないと水の勢いに負けてしまうことになり注水部分の高さがあることで水はねがしやすいのがネックでした。
温度
冷水は 6.3℃
温水は79.9℃
アルピナ エコサーバーの温度を測りました。
200ccのお水を汲んだ直後の温度です。3回づつ図った平均値になります。
参考としてクリクラ Fitの温度を記載します
クリクラ Fit(冷水) 5.2℃
クリクラ Fit(温水)85.0℃
アルピナ エコサーバーにはタンク内の温度をモニタリングできる機能が備わっているので、タンク内部の温度と注水した温度を比べてみました。
実際の温度 | タンク内の温度 | |
冷水 | 6.3℃ | 3℃ |
温水 | 79.9℃ | 87℃ |
※計測時の環境:11月初旬・埼玉県・室温23℃
主要114機種のデータ
主要35メーカー・114機種の冷水温度と温水温度の平均値と比べました。
アルピナ エコサーバー |
平均値 (カタログ値) |
|
冷水 | 6.3℃ | 5℃ |
温水 | 79.9℃ | 89℃ |
機種によってはタンク内の温度を公表する場合もあるため単純に比較はできませんが、アルピナのタンク内の温度と平均値を比べると大きな差はないともいえます。
口コミと評判
Goodな口コミ
Badな口コミ
口コミ その他
まとめ
アルピナ エコサーバーのレビューとして、設置・設定・サイズ感・注水量・温度をご紹介しました。
- 設置
- ・本体を設置
・水ボトルをセット
・本体のタンクにお水が貯まるまで最大5分
・コンセントを差し込む
・捨て水を冷水と温水でコップ2杯づつ
・背面の温水スイッチを入れる
・40分たてば冷水と温水が適温になり通常使用が可能
- 設定
- ・クリーン機能(24時間~1週間のサイクルで自動的に作動)
・エコ機能(温水温度を70℃前後に下げることで従来機と比べて42%の節電)
・チャイルドロック(2重のロックに加えて、ロック解除のスライダーにもロックボタンで実質3重のロック)
- サイズ感
- ・カタログ値よりスリムに感じるボディのデザイン
・高さは平均値と同じく125cm
・巾は平均値より大きい31cm(実質は29cm)
・操作パネルはラクな姿勢で操作できる位置にある(床から98cm)
・注水部分はライバル機より少々狭い16cm
・本体を移動する際の持ち手は90cmで平均的な位置
- 注水量
- ・冷水は1分間に1.4L
・温水は1分間に1.0L
・ライバル機と比べると30~40%注水量が少ない
- 温度
- ・冷水は6.3℃(タンク内3℃)
・温水は79.9℃(タンク内87℃)
・タンク内温度でみると平均値に近い温度となっています
ウォーターサーバーの伝統的なスタイルからは想像できないほど便利で衛生的な機能が搭載されているアルピナ エコサーバー。
その機能と価格設定は業界で唯一と言ってもいいくらいです。
高品質で低価格のお水と合わせて魅力的なウォーターサーバーだと言えます。